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Aurelio Settimo  アウレリオ・セッティモ





先代であるアウレリオ・セッティモが開いたバローロ生産者。
1962年創業時は父のドメニコからアウレリオが引き継いだ一般的な農家で、葡萄だけではなく、野菜や果物等も栽培し、細々と暮らしていた。
そんな中でアウレリオは自身が保有する畑の優位性に着目し、自力による葡萄栽培とワイン造りを志し、12年後の1974年に漸く単独のワイナリーとして成立します。

彼らが独立ワイナリーとして掲げるワインとして「伝統的バローロの継承」がある。
ご存知の通り、バローロは元来ネッビオーロ種による長期熟成を意図したワインであり、それを大きな価値として彼らも捉えていた。

しかし1990年代に花開く、バローロボーイズなどに代表される新しいバローロ、つまり比較的若い段階からも楽しめるバローロの提案と拡大が見られる様になると、彼らも多くの生産者同様にワイナリーとしての方向性を問われる形になった。

その中で彼らが選んだのは「伝統的バローロの継承」だった。
「長い熟成によって生まれる香りや味わい。
それはバローロの最も優れた点。それは絶対に大事にしたい」と言う。

よって、彼らは各年のワインを一度に売り切る事を良しとせず、時間を経てから売る為に10年余りのヴィンテージを保管し、経年による違いを併せて提案しながら販売をしている(この規模の生産者ではこれが大変難しいのです・・・)。
また、彼らの持つ畑ロッケ・デッランヌンツィアータ(3.42ha)を中心とする土地の表現こそが自分たちの使命である、現当主のティッツィアーナ(アウレリオの娘)は語る。

2007年にアウレリオは亡くなりましたが、その魂は現在も娘のティッツィアーナらに確実に受け継がれています。
(年間生産40,000本)








<最良の畑のひとつ、ロッケ・デッランヌンツィアータ>


畑はラモッラの中に6.64haを所有。
その内5.67haにネッビオーロが、0.97haにドルチェットが植えられている。
ネッビオーロの畑の内3.42haがクリュ、ロッケ・デッランヌンツィアータに位置する。

サンマルティーニの丘標高300m付近のこの畑(クリュ自体は380m程の標高から広がる)は、南と南西に面し、「太陽が接吻する」と形容される程の朝から夕方までの長い日照時間と、粘土質に石灰質が程よく合わさり、シルト(極細かい粒子状の破屑)も多く含む好条件の畑であり、ラモッラの中でも女性的なエレガントな葡萄を産出する。
ロッケ・デッランヌンツィアータ
ラモッラの中腹にあるロッケデルアヌンツィアータは、レナト・ラッティやパオロスカヴィーノも所有する最高ランクの畑。
周囲にはアルボリーナ、ブルナーテ、チェレクイオ等、ラモッラのトップクリュの集まるエリアに、ロッケデルアヌンツィアータも位置します。