フォンガロ
1975年、グエッリーノ・フォンガロがレッシーニ山の麓ロンカに創設した家族経営のスプマンテ生産者です。
この地に生まれながら、40年の時を経て帰郷したグエッリーノは当時この地で行われていた一般的農業の現状を見て、ブドウ栽培を原則的に有機栽培で行うという大きな決断の下で、葡萄栽培を行いました。
当時としては未だ極めて少なかった栽培方法を、彼は生産の基本理念に据えたのです。
葡萄はドゥレッラ種を基本ベースとして栽培し、スプマンテを製造してきました。 ご存知の通り、ドゥレッラはヴェローナからヴィチェンツァにかけての、その北部に位置するレッシーニ山塊で育つ地場品種で、彼はこのブドウを基本にし、瓶内二次発酵を行う形でのスプマンテ造りを志します。 ロンカの土地は隣接するソアヴェ地区等と同様に、元来火山によって形成されたもので、土壌は石灰質が強く豊かなミネラルを生み出すのが特徴と言えます。 その一方で鉄分を含む赤土も豊富で、この二つのバランスが取れた、この界隈でも比較的個性的な土壌を持つ畑となっています。 またアルプスの末端にあたるレッシーニ山塊から吹きこむ冷涼な空気により、葡萄は良好の酸味が育まれ、キリッとしながら繊細なスタイルを醸し出しています。 |
そんなロンカで39年。 彼の推し進めた有機的栽培は今や多くの生産者が実践する様になりました。 変わりゆく時代の中で2015年、創業者グェッリーノは96歳でその生涯を閉じました。 最後まで畑と葡萄、そしてワインを気にかけていたそうです。 彼の情熱とワイン造りは今、孫達が中心になって受け継がれています。 |
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スパークリングワイン / 白
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